生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症)

高血圧、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病の診療を行っております。

検診・健診などで、血圧高値、中性脂肪やコレステロール高値、尿酸高値を指摘された方はご相談下さい。

糖尿病

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用不足により血液中の血糖値が上昇し尿に糖がでる病気です。軽度であればほとんど症状はありません。高血糖状態が続くと、口喝・多飲・多尿・体重減少・易疲労感の症状をみとめます。3大合併症として、神経障害(しびれ)、網膜症、腎症の細小血管障害をひきおこします。また糖尿病では全身の動脈硬化症が促進され、これが心筋梗塞や脳梗塞などの原因となります。

健診や人間ドックなどで血糖値が高い、尿に糖がでている、ご家族に糖尿病がいらっしゃる方はご相談ください。

糖尿病の検査

血液検査として、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンA1c)の検査を来院時に行い結果を院内の機械で測定し当日に説明をいたします。HbA1cは検査する前の1~2カ月間の血糖の平均値のことです。検査当日や直前の食事内容をほぼうけず数値が変動しないため、血糖状態を把握することができます。

他、動脈硬化検査としてABI(足関節上腕血圧比), CAVI(Cardio Ankle Vascular Index)動脈の硬さの指標の測定も行っております。尿検査は、外来での尿たんぱく検査に加え早期腎症の診断を確認するために尿中アルブミン検査を定期的におこないます。

糖尿病治療

治療は、食事・運動療法が基本となります。1型糖尿病と診断された場合はインスリン療法(注射)が基本となります。2型糖尿病でコントロールが不十分な場合、食事・運動理療法に加え薬物療法(経口血糖降下薬、インスリン、GLP-1受容体作動薬など)を行います。定期的に通院していただき検査結果に応じて患者さまひとりひとりにあわせた食事指導、運動指導、服薬調整指導を心がけています。

消化器疾患

口から肛門までの消化器領域である、食道、胃、小腸、大腸、肛門と、肝臓・膵臓・胆嚢の疾患について診察させて頂きます。

【症状】

喉の違和感、胸やけがする、胃の痛み、胃もたれがする、吐き気がする、お腹が痛い、身体や目が黄色い、便秘がちである、血便がでた、下痢をくりかえす、便が白くなった、急に体重が減ったなどの症状がある方はご相談下さい。

【部位と各種疾患】

〈食道〉

食道がん

喉の違和感、胸やけなどの症状が特徴ですが、症状が出るまでに時間がかかり症状に気づいたときには進行していることが多いです。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で早期に発見することが可能ですので、ご心配な方は検査をおすすめします。当院でも人間ドック、健診(検診)で内視鏡検査を行っておりますのでご相談下さい。

逆流性食道炎

主に食後に胸やけや喉の違和感、背部痛が出現する病気です。肥満の方や食堂裂孔ヘルニアという食道と胃のつなぎ目が緩くなっている病気の方で多いとされており、長く症状でつらい思いをされる方が多くいらっしゃいます。お薬で改善すし症状も楽になることが多いです。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で診断が可能ですので症状でお辛い方は検査をおすすめします。

その他の食道疾患:

その他の食道疾患についても主に上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で発見されることがありますので、詳しく調べておきたいとお考えの方は一度検査をすることをおすすめします。

〈胃・十二指腸〉

胃がん

胃がんについては、初期は自覚症状がないため健診(検診)や人間ドックで初めて発見されることが多いとされております。胃がんを含む消化器がんは早期発見が重要で早期に発見するほどリスクが低くなり、手術せずに内視鏡で治療することが可能となります。

ヘリコバクターピロリ菌感染胃炎

ピロリ菌感染症は胃がんのリスクであり、胃・十二指腸潰瘍の原因ともなります。ピロリ菌はお薬で治療(除菌)が可能で各種リスクを減少させることができます。当院でピロリ菌感染症の検査も可能ですので、感染が心配な方は検査を行うことをおすすめします。

胃・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸に大きな窪みができて、場合によっては孔が空いてしまうことがある病気です。胃の痛み、胃もたれが強く症状が持続します。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で診断が可能で、お薬で治療することが可能ですが、胃がんやピロリ菌感染が原因となっていることが多く、より詳しい検査が必要となることがあります。

その他の胃・十二指腸疾患:

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)でその他の胃・十二指腸の病気が見つかることがありますので、ご心配な方は検査をおすすめします。